定額制音楽ストリーミングサービスは日本では受け入れられるのか?
今月中にも日本でもサービスが開始されると噂になっているアップルミュージックを意識してなのか、同じようなタイミングで2つの定額制音楽ストリーミングサービスが開始されました。AWA MusicとLINE MUSICです
一方LINE MUSICは曲数は150万曲以上、レーベル数は28社。月額料金は20時間まで視聴可能なベーシックプランが500円、時間無制限で聴き放題のプレミアムプランが1080円の他に無料でも再生時間が30秒までなど一部機能を制限して聴けるなどお互いを意識したような内容です。おもしろいのが若い利用者が多いLINEらしく学割があるところでしょうか(ベーシックプラン300円、プレミアムプラン600円)
AWA Musicはサービスの利用開始時点から3カ月間、LINE MUSICは8月9日まで無料で使えます
どちらも使ってみての感想ですが”一長一短”ですね。AWA Musicにあった曲がLINE MUSICになかったり、その逆もあったり...曲が途切れる。というレビューも多かったですがストリーミングサービスなのである程度は仕方がないのかな?と。LINE MUSICの方が通信料が多いらしく若干途切れやすいのかな?とは思いましたが…
UIはAWA Musicはスタイリッシュでカッコいいデザイン、LINE MUSICはiTunes Storeを意識したデザインですね
ぱっと見iTunes Storeと間違えるぐらい似たデザインです...
使いやすさで言うとLINE MUSICはトップページに検索バーがあるのですぐに楽曲の検索が出来るのですが、AWA Musicは2タップしないと検索バーが出てこなので検索しにくいですね...
あとアルバム検索をするとAWA Musicはアルバムに収録されている曲数が表示されるのでアルバムとシングル、ミニアルバムの区別がつくのですが、LINE MUSICはその表記がないのでアルバム、シングルがごちゃ混ぜになって非常に検索しにくいですね。曲数を表示するかアルバム、シングルを分けて表示してほしい...
AWA Musicは下にトラック数が出ているのでアルバムかシングルか一発で分かる
LINE MUSICは何も書かれていない...どれがアルバムなんだ??
とまあどちらのアプリの良し悪しを書いてもキリがないと思うので本題に
定額制音楽ストリーミングサービスは日本では受け入れられるのか?
実は今回取り上げた2つのサービス以前にも定額制音楽ストリーミングサービスは日本でもすでにいくつか始まっているのです(レコチョク BestやKKBOXなど)
がはっきり言って知名度も低くあまり普及しているようには思えません
理由のひとつにCD不況やYouTubeで音楽を聴くのが普通になっている人が増えているのが原因だと思います
女子高生は標準の音楽アプリを使わないって本当!?-今どきのJKと音楽 - 週刊アスキー
簡単に言えば今の日本には音楽にお金を払うという概念がない人が多すぎるんですよねぇ...日本では定額制音楽ストリーミングサービスが定着するのは厳しいんじゃないかなぁ...?というのが正直な感想ですね
あとこれは2つのアプリを使ってみて思った事なのですがアプリのレビューの低評価のほとんどが”自分好きなアーティストの曲がない。聴きたい曲がない”なのですが、この人たちは定額制音楽ストリーミングサービスをうまく使えてないなぁ...と思いました
よく聴く好きなアーティストの曲はすでにCDやダウンロードして手元にありませんか?それならわざわざ定額制音楽ストリーミングサービスで聴く必要はないですよね。どうせ聴き放題なんだし、普段聴かないアーティストやジャンルの曲を聴く”音楽を発掘するツール”として使った方が音楽の幅も広がって新しい発見もあると思うのです。CDショップの試聴機的な使い方を個人的にオススメします