NOB_0920's blog

いろいろと思ったことを…

日本の携帯会社、主要3社が共にiPhoneを販売することに

まあニュースでも大々的に取り上げられたので今さらなんだが、ついにNTTドコモiPhoneを販売することになった

今まで散々この手のニュースは見てきたので(まあ、ほとんど日経の飛ばし記事のせいなんですけど・・・)半信半疑だったんですけれどもまさか本当に販売するとは思いませんでした

とここであまり詳しくない人からすれば”何でドコモは今までiPhoneを取り扱わなかったの?”と思うわけですが・・・

 

主な理由は”Appleの販売ノルマ”と”spモード、dマーケットなどのドコモ独自のサービス”があったからだと思います

Appleは通信キャリアにiPhoneを提供するかわりに”○○万台販売しなさい”と過酷なノルマを課すと言われています。ソフトバンクやauは乗り換えるとiPhoneをタダにしたり、かなりのキャッシュバックをやってますがAppleがノルマを設定しているとしたら納得出来ます

日本の携帯会社からしてみれば、携帯電話やスマートフォンを製造、販売する会社は下請け会社みたいなモノで製造、販売している会社が携帯会社に”取り扱ってほしい”と頼むのが普通だったのかもしれません。がAppleがアメリカの会社なのか考え方が違う上にiPhoneは人気商品、ムチャなノルマを課しても普通なのかもしれません。これは日本の携帯電話シェアトップの座を長いこと保ってきたドコモからしたら耐えられない事だったのでは?

spモードが使えないとspモードメール(いわゆるdocomo.ne.jpのキャリアメール)が使えませんし、dマーケットが使えないとそこから収入を得ていたドコモはかなりの減収になると思われます

しかし報道によると、ドコモはspモードメールやdマーケットをiPhoneで使えるようにしているようです

ドコモのiPhone、spモードメールは10月1日から 対応サービス詳細を公開

しかしこれはドコモだけのiPhoneを導入する為の壁ではなくて、逆に考えればAppleにとっても大きな壁だったような気がします

AppStoreを展開しているAppleにしてみればdマーケットからドコモのコンテンツを売られたくはなかったはずです(しかしSiriと機能がかぶっている”しゃべってコンシェル”を使えるように許可したんでしょうか・・・)

おそらくここまでAppleが折れたのは、世界的に見るとiPhoneの販売台数が落ち込んできている背景があるのだと思います。上記のように日本では”乗り換えると端末代がタダ”にしているキャリアもあるぐらい比較的手に入りやすい機種ですが、世界的に見ると高くて中々手に入らない(日本以外のアジアではBlackBerryというOSの端末が安価で人気があるそうです。日本では人気がなくて撤退するという話ですが・・・)高級な端末がiPhoneなのです

販売台数を伸ばしたいAppleとシェアを取り戻したいドコモの考えが一致したタイミングが今回だったのでしょうね

ドコモが販売を開始して日本のiPhone市場がどのように変化していくのかこれから楽しみです

 

 

混沌としそうな感じもするんですけどねぇ・・・w