NOB_0920's blog

いろいろと思ったことを…

高校野球、花巻東の千葉君のプレースタイルについて(前半)

今年の夏も甲子園でアツい戦いが繰り広げられた高校野球。前橋育英高校の初出場での優勝で幕を閉じたわけだが(話は早くも反れるが、メディアで報道されてる”初出場で初優勝”って意味が重複してる気がするのですが・・・)今大会、よくも悪くも注目されたのが花巻東の千葉翔太君だった

 彼のプレースタイルは体を小さくさせてストライクゾーンを狭くし相手投手に投げにくくさせて2ストライクまではバントの構えで揺さぶり、追い込まれるとバスターの構えでとことんボールをカットしてファールにする。初戦の彦根東戦で第2打席で13球粘って四球を選ぶなど、5打席通算で計34球。準々決勝の鳴門戦でも1回の第1打席は13球粘って四球。第2打席は2球目を打ってヒット。第3打席、第4打席はいずれも8球粘って四球。第5打席は10球粘って四球とピッチャーに計41球も投げさせた

 このプレースタイルが今大会注目され”すごい技術だ!”と絶賛されたわけだが・・・・

 出塁率なんと8割!花巻東・千葉翔太が見せる「極上の技術」

 はじめに言っておきますが私は彼のプレースタイルに否定的な立場です。確かにこれだけファールで粘る技術は素晴らしいと思います。よほど選球眼とミート技術が高くないと出来ないと思います。パワーのない彼だからこそ生まれたスタイルで、かなり練習したのだと思います

しかし高校野球とは体を小さくしてストライクゾーンを狭くし、ファールで粘ってフォアボールで出塁するような消極的なプレーが大絶賛されるような場所なのだろうか?プロ野球ならお客さんが入って成り立つ世界ですから、いい成績、パフォーマンスで魅了するのは当然。このようなプレーをしたら絶賛されるのは分かりますが、高校野球には全く必要のない要素だと思うのです。高校野球は勝てばいい世界ではないと思うのです

彼の努力は認めますがフォアボールを選んでガッツポーズしたり、2塁にいる時にサインを送ったり(仮にサインを送ってなくても、あのような行動で相手チームを混乱させるような事自体問題だと思います)、彼や花巻東高校のプレーに正々堂々とした高校野球らしさが全く感じられないのです。高校野球は勝てばいい場所ではないはずです(続く)