NOB_0920's blog

いろいろと思ったことを…

バイドゥ株式会社の日本語入力システムがユーザーの入力情報を勝手にサーバーに送信

 少し前だが(年末で忙しくて・・・)バイドゥ(百度)株式会社が提供しているWindows向け日本語入力システム「Baidu IME」、Android向け日本語入力システム「Simeji」でユーザーが入力した情報を勝手にサーバーに送っていたというニュースが話題になった

「Baidu IME」「Simeji」が変換文字列を無断で送信、NISCが省庁に注意喚起

 内閣官房情報セキュリティセンターや文部科学省も注意喚起するぐらいだから、かなり悪質で大問題だと思うのだがすでに話題にも出でこない。ひょっとするといまだにSimejiを使い続けている人も結構な数いるんじゃないだろうか?周りの反応を見ると日本ってやっぱり色々な部分で平和ボケしているかもしれない

 初めに言っておくが、よくバイドゥが中国の企業だから危ない。信用出来ないと批判する人が多いようだが、私はそのような偏見でブログは書かないのであしからず・・・

 まずこのことに関する報道がされてすぐにバイドゥから公式に見解を発表した。なかなか素早い対応だが、謝罪ではなく見解。中身もはっきり言ってお粗末な言い訳でした

バイドゥ、IMEの情報送信について見解、「Simeji」には実装バグがあったと説明 -INTERNET Watch

Baidu(バイドゥ)ニュース - Baidu.jp に関するニュース

クラウド変換はネットにつないで最新の予測変換を表示出来るので非常に便利だ。たとえば今年ヒットしたドラマ”半沢直樹”なども”はんざわ”と打っただけで候補に出てくる。そこで通信が行われるのは当たり前だし、サーバーに送られるのも納得する(サーバーに長期間保存しているのならかなり問題だが・・・)

が、バイドゥの見解(言い訳?)にはかなり問題、矛盾点があります

まずバイドゥの言う利用規約に了承が得られないユーザーについてはログ情報の取得を行ってない。と書いてありますが、当たり前です。利用規約に了承が得られない=Simejiを使えないわけですから。逆に考えれば利用規約に同意して使っている以上、ユーザーの入力情報をサーバーに送っても文句を言うな。と言っているとも受け取れます

Simejiのログセッションがオフの状態でも一部のログデータが送信されてた問題も"バグ"だそうです。問題を指摘された時に都合よく出てくるバグ。そして次の日にはそのバグを修正したバージョンを出してます。対応が早くてすばらしい?1日で修正出来る重要なバグを放置してた方が大問題なんですけどねぇ・・・

まあこれはバグでもなんでもなく、意図的にそのような仕様にしてたとしか思えませんね

まだSimejiを使ってる人は今すぐ利用をやめたほうがいいと思います。また新たな"バグ"が仕込まれるかもしれませんよ

世界的に見ると新型iPhoneは売れてるらしい・・・?

Appleが20日に発売したiPhone5s、5cは3日間で900万台以上売れ、過去最高となったらしい

新型iPhone、発売3日間で900万台超え過去最高に

 さすがAppleだ。まだまだiPhoneは人気があるな!と思ったアナタ、この記事の違和感に気付きませんか?

そう。なぜかAppleはiPhone5sとiPhone5cの合計の販売台数しか発表してないのです。しかもこのロイターの記事では"過去最高"と過去のiPhoneとの販売台数を比較しているのです。全く意味のないデータです

iPhone5は500万台以上売ったけど、今回は900万台以上売れたよ!

そりゃそうです。iPhone5だけと、iPhone5s、5cを比べれば倍近い売上台数になってもおかしくありません

まあAppleiPhoneを900万台以上売った事は事実なのでしょうし、株価も上がったのは何もおかしいとは思わないのですがAppleが5s、5c各々の販売台数を発表しない事とロイターほどの通信社がこんな記事を書いている事にかなり疑問です

Appleが好調だよ!と思わせる作戦なんでしょかねぇ・・・

5sと5cの販売台数を別々に発表しなかったのはやはり5sが思ったよりも売れなかったからでしょうねぇ。特にiPhoneの人気が高い日本での売り上げがいまひとつだったんじゃないでしょうか?これについてはまた別の日に書きたいと思います

※今回の記事のような全く意味のないデータの記事は結構あります。例えばiOSAndroidのシェアに関する記事です。Android端末はタブレットも含めて全世界に数え切れないほどあります。ですが、iOSiPhoneiPadiPad miniiPod touchにしか搭載されていません。全く比べる意味がないのです

世界のスマホ市場、「Android」のシェアが79.3%に

日本の携帯会社、主要3社が共にiPhoneを販売することに

まあニュースでも大々的に取り上げられたので今さらなんだが、ついにNTTドコモiPhoneを販売することになった

今まで散々この手のニュースは見てきたので(まあ、ほとんど日経の飛ばし記事のせいなんですけど・・・)半信半疑だったんですけれどもまさか本当に販売するとは思いませんでした

とここであまり詳しくない人からすれば”何でドコモは今までiPhoneを取り扱わなかったの?”と思うわけですが・・・

 

主な理由は”Appleの販売ノルマ”と”spモード、dマーケットなどのドコモ独自のサービス”があったからだと思います

Appleは通信キャリアにiPhoneを提供するかわりに”○○万台販売しなさい”と過酷なノルマを課すと言われています。ソフトバンクやauは乗り換えるとiPhoneをタダにしたり、かなりのキャッシュバックをやってますがAppleがノルマを設定しているとしたら納得出来ます

日本の携帯会社からしてみれば、携帯電話やスマートフォンを製造、販売する会社は下請け会社みたいなモノで製造、販売している会社が携帯会社に”取り扱ってほしい”と頼むのが普通だったのかもしれません。がAppleがアメリカの会社なのか考え方が違う上にiPhoneは人気商品、ムチャなノルマを課しても普通なのかもしれません。これは日本の携帯電話シェアトップの座を長いこと保ってきたドコモからしたら耐えられない事だったのでは?

spモードが使えないとspモードメール(いわゆるdocomo.ne.jpのキャリアメール)が使えませんし、dマーケットが使えないとそこから収入を得ていたドコモはかなりの減収になると思われます

しかし報道によると、ドコモはspモードメールやdマーケットをiPhoneで使えるようにしているようです

ドコモのiPhone、spモードメールは10月1日から 対応サービス詳細を公開

しかしこれはドコモだけのiPhoneを導入する為の壁ではなくて、逆に考えればAppleにとっても大きな壁だったような気がします

AppStoreを展開しているAppleにしてみればdマーケットからドコモのコンテンツを売られたくはなかったはずです(しかしSiriと機能がかぶっている”しゃべってコンシェル”を使えるように許可したんでしょうか・・・)

おそらくここまでAppleが折れたのは、世界的に見るとiPhoneの販売台数が落ち込んできている背景があるのだと思います。上記のように日本では”乗り換えると端末代がタダ”にしているキャリアもあるぐらい比較的手に入りやすい機種ですが、世界的に見ると高くて中々手に入らない(日本以外のアジアではBlackBerryというOSの端末が安価で人気があるそうです。日本では人気がなくて撤退するという話ですが・・・)高級な端末がiPhoneなのです

販売台数を伸ばしたいAppleとシェアを取り戻したいドコモの考えが一致したタイミングが今回だったのでしょうね

ドコモが販売を開始して日本のiPhone市場がどのように変化していくのかこれから楽しみです

 

 

混沌としそうな感じもするんですけどねぇ・・・w

 

 

iOS7がまもなく配信。ですが・・・

9月10日(日本時間だと9月11日午前2時)よりアップルの新製品発表会が行われます

 
ここでおそらくiPhone5Sとウワサされていた新型iPhoneが発表され、同時にiOS7が配信されるものと思われます
 
我々が11日の朝目覚めるとすでにiOS7にアップデート出来るようになっているとは思いますが・・・
焦る気持ちを抑えてすぐにはアップデートしない方がいいと思います
 
その理由は
1. 全世界でiOS端末を持ってる人はかなりの数です。その人たちが同時に時間がかかるアップデートをしたらどうなると思いますか?サーバーが落ちるとまではいかなくても繋がりにくくなり、ひょっとするとアップデートに失敗するかもしれません(以前にそうゆう事があった)
 
2. 初期に発表されたOSには不具合が多い。しばらく様子を見た方がいいかも知れません
 
3. iOS7に対応してないアプリが出てくる。お気に入りのアプリがiOS7にアップデートしたら動かない・・・なんて事があるかもしれません
 
iOS7が配信されてもしばらく様子を見て、ネットやTwitterの情報を見てからアップデートしても遅くはないと思いますよ
 
※見事に予想が外れて、9月18日(現地時間)から配信されるそうです・・・

高校野球、花巻東の千葉君のプレースタイルについて(後半)

こんな消極的で相手に失礼なプレーが許されるわけがない。よくスポーツで”相手の嫌がるプレーをする選手”などと言うが、それは意表をつくバントヒットをする。足の速い選手がリードを大きく取って常にピッチャーに揺さぶりをかける。などのプレーをする選手の事だと思うのです。千葉君のやっている事はそれとは全く違います

ところが何故か花巻東や千葉君の事を褒めても批判している人はあまりいない気がするのです。ブログなどにも書いている人は私を含めて少数なのでは?

なぜ絶賛したり擁護する人が多いのか?それは日本高等学校野球連盟高野連)があいまいな理由で準決勝から千葉君のカット打法を禁止したからだと思います

 花巻東の千葉、ルールに泣き“カット打法”できず

個人的にはカット打法はバントではなくバスター(バントの構えからヒッティングに切り替える打法)なので全然ルール違反でもないと思うし、そもそも準決勝までやっていた事を急に禁止するのがどこがルールなんだ?

高野連のあいまいなルールでカット打法を禁止された千葉君を野球に詳しくない人が見れば”あんなに体格の小さい選手ががんばってるのに高野連はなんで禁止にするんだ!”と千葉君擁護の声が上がったわけです

ここが問題で花巻東や千葉君のプレースタイルの賛否と高野連のカット打法禁止は全く別問題なのです。ところが高野連のカット打法禁止→花巻東や千葉君擁護。あんなに素晴らしい選手なのに!と・・・・

私は世間のこの流れに違和感を通り越して恐ろしさすら感じるのです。"勝つ為には何をやってもいい"という風潮になっているのでは?しかも高校野球で・・・

はっきり言ってこの問題の根底は花巻東の監督たち指導者だと思います。佐々木監督はサインを送っていたのを審判に注意された事を記者に聞かれて”見ていなかったので、全然分からないです”としらばっくれてました

 花巻東監督「サイン出すなんてことない」

そんな言い訳ないだろ・・・ホントの事だとしましょう。と言う事は試合中に選手の動きを見てなかったんですか?自分からダメ監督と言っているようなものなんですが・・・おそらく千葉君の”よく分からなかった”も注意されたら余計な事を言わずにこう言えと言われていたのでしょう。千葉君はファールを打つ練習をしたそうですが、まともな指導者ならこれだけ選球眼がよくて打率も高かった千葉君に普通にヒットを打つ練習をさせるでしょう

千葉君は指導者に恵まれていたらもっといい選手になっていたであろうに・・・

 

花巻東高校のみなさん2年前の"被災地の方に勇気を与えるプレーを!”という考えはもう忘れてしまったのですか?こんなプレーで感動はひとつも生まれませんよ

 

高校野球、花巻東の千葉君のプレースタイルについて(前半)

今年の夏も甲子園でアツい戦いが繰り広げられた高校野球。前橋育英高校の初出場での優勝で幕を閉じたわけだが(話は早くも反れるが、メディアで報道されてる”初出場で初優勝”って意味が重複してる気がするのですが・・・)今大会、よくも悪くも注目されたのが花巻東の千葉翔太君だった

 彼のプレースタイルは体を小さくさせてストライクゾーンを狭くし相手投手に投げにくくさせて2ストライクまではバントの構えで揺さぶり、追い込まれるとバスターの構えでとことんボールをカットしてファールにする。初戦の彦根東戦で第2打席で13球粘って四球を選ぶなど、5打席通算で計34球。準々決勝の鳴門戦でも1回の第1打席は13球粘って四球。第2打席は2球目を打ってヒット。第3打席、第4打席はいずれも8球粘って四球。第5打席は10球粘って四球とピッチャーに計41球も投げさせた

 このプレースタイルが今大会注目され”すごい技術だ!”と絶賛されたわけだが・・・・

 出塁率なんと8割!花巻東・千葉翔太が見せる「極上の技術」

 はじめに言っておきますが私は彼のプレースタイルに否定的な立場です。確かにこれだけファールで粘る技術は素晴らしいと思います。よほど選球眼とミート技術が高くないと出来ないと思います。パワーのない彼だからこそ生まれたスタイルで、かなり練習したのだと思います

しかし高校野球とは体を小さくしてストライクゾーンを狭くし、ファールで粘ってフォアボールで出塁するような消極的なプレーが大絶賛されるような場所なのだろうか?プロ野球ならお客さんが入って成り立つ世界ですから、いい成績、パフォーマンスで魅了するのは当然。このようなプレーをしたら絶賛されるのは分かりますが、高校野球には全く必要のない要素だと思うのです。高校野球は勝てばいい世界ではないと思うのです

彼の努力は認めますがフォアボールを選んでガッツポーズしたり、2塁にいる時にサインを送ったり(仮にサインを送ってなくても、あのような行動で相手チームを混乱させるような事自体問題だと思います)、彼や花巻東高校のプレーに正々堂々とした高校野球らしさが全く感じられないのです。高校野球は勝てばいい場所ではないはずです(続く)

                                              

 

KDDI、大規模な通信障害の責任(?)をとって関係責任者の報酬を一部返上。ってこれは誰の為??

2012年末から2013年5月末までの期間に大規模な通信障害が続いたKDDIに対し、総務省が総点検の実施と報告、および再発防止策の報告を求める文書での指導を行ったそうです

 総務省、2012年末からの大規模通信障害でKDDIに指導 -INTERNET Watch

2012年12月31日、2013年1月2日、4月16日~19日、27日、2013年5月29日~30日頃にLTE対応端末でデータ通信が出来ない通信障害が発生した事に対する行政指導のようですね。これだけ規模が大きくて、何回もやれば行政指導が入ってもなんら不思議ではないですよね。かなりのユーザーに影響があったでしょうし

この件でKDDI田中社長の月例報酬(給料)のうち20%を3ヶ月間返上、取締役執行役員専務などの幹部7人の月例報酬の10%を3ヶ月間返上するそうです。”通信障害に対するお詫びと責任”だそうです

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はっきり言ってワケが分かりません。KDDIの考えは理解に苦しみますね・・・・

なんでユーザーに迷惑をかけたお詫びが幹部の減給なんでしょうか?この減給分のお金で2度と通信障害を起こさないように対策する。っていうならまだ理解出来ますが、なにも具体的な対策も発表してませんし

そもそもこの"幹部が給料を返還する"っていうの、結局会社にお金が戻ってきて得してるのは会社なのでは・・・

迷惑をかけたユーザーにはなんのお詫びもなく、対策も講じずに給料を返上して勝手にお詫びと責任をとってると思ってるなんてユーザーをバカにしてるのか!?って思いますね(まあ私はauユーザーじゃないんですけどね・・・)

これが初めてならまだ分かりますが、KDDIはiPhone5のLTEカバー率の誤表記(誤表記なのかアヤシイですけど・・・)でも報酬を返上して責任を取るという同じ事をしているんですよね

KDDI、景表法違反で消費者庁から指導--田中社長らが報酬返上 - CNET Japan

KDDIは幹部が報酬を返上すればLTEエリアが広がり、通信障害が起きなくなるとホンキで思ってるんですかねぇ・・・